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Hyperliquid(HYPE)は過小評価されている、Bitwiseが指摘する2026年の可能性
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Hyperliquid(HYPE)は過小評価されている、Bitwiseが指摘する2026年の可能性

SSatoshi.K(dex.jp編集部)公開日: 2026-05-20

📋 この記事のポイント

  • 1[Bitwise Investment Strategy Report 2026](https://www.bitwiseinvestments.com/research)
  • 2[CoinDesk: Bitwise Says Hyperliquid's HYPE Undervalued](https://www.coindesk.com/markets/2026/05/19/hyperliquid-s-hype-one-of-crypto-s-most-undervalued-assets-says-bitwise)
  • 3[Hyperliquid Official Documentation](https://hyperliquid.gitbook.io/hyperliquid-docs)
  • 4[Coinbase Cloud Blog: Empowering Hyperliquid Ecosystem](https://www.coinbase.com/cloud/blog)
  • 5[DefiLlama: Hyperliquid Revenue and Volume Stats](https://defillama.com/protocol/hyperliquid)
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Hyperliquidは、独自のL1ブロックチェーン上で構築された分散型デリバティブ取引所(DEX)であり、そのネイティブトークンであるHYPEは、単なるDEXトークンの枠を超えた価値を有しています。2026年5月、大手資産運用会社Bitwiseは、市場がHyperliquidの真の潜在能力を未だ正確に価格に反映させていないとして、HYPEを「最も過小評価されている資産」の一つに指名しました。

BitwiseによるHyperliquid(HYPE)の評価と「金融スーパーアプリ」構想

Bitwiseの最高投資責任者(CIO)であるマット・ホーガン(Matt Hougan)氏は、現在の市場がHyperliquidを「単なる無期限先物(Perpetual)DEX」としてのみ定義していることが、過小評価の根本的な原因であると指摘しています。ホーガン氏の見解によれば、Hyperliquidは仮想通貨の枠を超え、株式、商品(コモディティ)、外国為替(FX)、さらには予測市場までを網羅する「グローバルな金融スーパーアプリ」へと変貌を遂げつつあります。

この構想は、従来の金融システムが抱える中央集権的なコストや不透明性を、高度に最適化されたL1ブロックチェーンによって解消しようとするものです。ユーザーは一つのプラットフォーム上で、あらゆる資産クラスを低コストかつ瞬時に取引できるようになります。Bitwiseは、この広範な機能性と市場リーチがトークン価格に織り込まれることで、現在の評価額からさらなる上昇の余地があると考えています。

年間収益10億ドル規模:圧倒的なビジネスパフォーマンス

Hyperliquidの評価を支える最も強力な指標の一つが、その驚異的な収益力です。2026年時点での分析によると、Hyperliquidが取引手数料から生み出す年間収益は8億ドルから10億ドルに達すると推定されています。これは、既存の主要なDeFiプロトコルと比較してもトップクラスの数値であり、ビジネスモデルとしての持続可能性を証明しています。

特に注目すべきは、その高い資本効率です。独自のL1「Hyperliquid L1」は、Tendermintをベースにしながらもデリバティブ取引に特化した最適化が施されており、1秒間に数万件の注文を処理する能力を持っています。この技術的優位性が、大量の流動性とプロトレーダーを惹きつけ、安定した収益基盤を構築しています。

99%のバイバック:HYPEトークンの独自トークノミクス

BitwiseがHYPEを高く評価するもう一つの要因は、その「株主還元」に近い強力なトークノミクスです。Hyperliquidは、プラットフォームで発生した取引手数料の約99%をHYPEトークンのバイバック(市場買い戻し)に充当するモデルを採用しています。この仕組みにより、プラットフォームが成長して取引量が増えるほど、市場供給量が絞られ、トークン保有者に価値が還元されるデフレ的な圧力が働きます。

多くのDeFiプロジェクトがトークンのインフレに苦しむ中で、Hyperliquidの「収益を直接価値に結びつける」設計は、機関投資家にとって非常に魅力的な投資ロジックとなっています。ホーガン氏は、このバイバックメカニズムが、HYPEを実質的な「プロトコルの所有権」として機能させていると述べています。

株式・FX・予測市場への拡大と伝統金融の融合

2026年のHyperliquidは、仮想通貨デリバティブの域を完全に脱しています。特に予測市場(Prediction Markets)の統合は大きな成功を収めており、政治イベントやスポーツ、経済指標の予測が、無期限先物と同じインターフェースで取引されています。また、トークン化された株式やFXペアの取り扱いにより、伝統的な金融市場の流動性がオンチェーンへと流入しています。

この拡大戦略において重要な役割を果たしているのが、Coinbaseとの提携です。CoinbaseはHyperliquidの公式なUSDCトレジャリー・デプロイヤーとして関与しており、法定通貨からのオンランプ(入金)や流動性の供給において、伝統金融とDeFiの橋渡しを行っています。このような大手企業との強力なバックアップが、Hyperliquidの信頼性をさらに高めています。

競合DEX(dYdX、GMX)との比較分析

dYdXやGMXといった先行する主要DEXと比較した場合、Hyperliquidの最大の特徴は「垂直統合型」のアーキテクチャにあります。dYdXがCosmosエコシステムでの独自チェーン展開を行い、GMXがArbitrum上のスマートコントラクトとして動作する一方で、Hyperliquidは注文板(オーダーブック)から清算エンジンまで、すべてを自前のL1で完結させています。

この垂直統合により、外部のブロックチェーンの制約を受けることなく、超低遅延かつガス代無料(または極めて低額)のユーザー体験を提供できています。Bitwiseのレポートでは、この「UXの圧倒的な優位性」が、一般ユーザーの獲得において競合を突き放す決定打になると分析されています。

機関投資家の参入:Bitwise現物ETFの影響

2026年5月、Bitwiseは新たに「現物Hyperliquid ETF」のローンチを発表しました。これにより、従来の証券口座を通じて機関投資家や個人投資家が直接HYPEに投資できる環境が整いました。ETFの承認は、米証券取引委員会(SEC)がHYPEの分散性と実用性を認めたことを示唆しており、法的な透明性が確保されたことも価格上昇の要因となっています。

Bitwiseのような世界的な資産運用会社が自社製品としてHyperliquidを採用した事実は、HYPEが単なる投機対象ではなく、次世代の金融インフラとしての地位を確立したことを意味しています。

まとめ

Hyperliquid(HYPE)は、強力なL1技術、圧倒的な収益力、そして投資家フレンドリーなトークノミクスを兼ね備えた、2026年で最も注目すべき資産の一つです。Bitwiseが指摘するように、市場が「DEX」という古いラベルを剥がし、これを「次世代の金融OS」として再定義したとき、HYPEの真の価値が顕在化することになるでしょう。

投資家にとっては、技術的なマイルストーンだけでなく、収益のバイバック実績や伝統金融との提携進捗を注視することが、この過小評価された資産のポテンシャルを最大限に活用する鍵となります。

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