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Bitwise、Hyperliquid HYPE ETFのS-1を更新:DEXトークン市場に新展開
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Bitwise、Hyperliquid HYPE ETFのS-1を更新:DEXトークン市場に新展開

SSatoshi.K(dex.jp編集部)公開日: 2026-04-12

📋 この記事のポイント

  • 1BitwiseがHyperliquid HYPEトークンを直接保有するETFのS-1登録届出書を更新。
  • 2ステーキング報酬、手数料、カストディの詳説と、DEX市場への影響、競合他社の動向を2026年最新情報として解説します。
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分散型金融(DeFi)の進化が加速する中、機関投資家のDEX市場へのアクセスを可能にする新たな動きが注目を集めています。暗号資産運用会社Bitwiseは、デリバティブDEXであるHyperliquidのネイティブトークン「HYPE」を直接保有する上場投資信託(ETF)のS-1登録届出書を米国証券取引委員会(SEC)に更新提出しました。これは、従来の金融市場から成長著しいDeFiエコシステムへの橋渡しとなり、特にデリバティブDEX領域への新たな投資機会を創出する可能性を秘めています。

Bitwise、Hyperliquid HYPE ETFのS-1登録届出書を更新

暗号資産運用大手のBitwiseは、分散型デリバティブ取引所HyperliquidのHYPEトークンに連動する現物ETFのS-1登録届出書をSECに更新提出しました。このETFは「BHYP」というティッカーでNYSE Arcaへの上場を目指しており、HYPEトークンを直接保有することで、投資家が仮想通貨取引所や個別のウォレットを介さずにHYPEへのエクスポージャーを得ることを可能にします。

今回の提出は、機関投資家が規制された枠組みの中でDEXトークンに投資できる機会を拡大しようとするBitwiseの継続的な取り組みの一環です。更新された届出書では、ETFの具体的な運用メカニズム、費用構造、カストディに関する詳細が明らかにされており、承認に向けた最終段階に入っていることが示唆されています。

BHYP ETFの主要特徴:ステーキング報酬と手数料

Bitwiseが提案するBHYP ETFは、いくつかの革新的な特徴を備えています。最も注目すべきは、保有するHYPEトークンの一部をステーキングするコンポーネントが含まれている点です。これにより、ETFは追加のトークンを獲得し、投資家は間接的にステーキング報酬の恩恵を受けることができます。Bitwiseは、ステーキング報酬の約85%を手数料控除後にETFに保持すると説明しており、これは投資リターンを向上させる可能性を秘めています。

運用面では、BHYP ETFは年間0.67%の管理手数料を設定しています。これは、他の暗号資産ETFと比較しても競争力のある水準と言えるでしょう。また、資金の安全性とセキュリティを確保するため、連邦認可の暗号資産銀行であるAnchorage Digitalがカストディアンとして指名されています。Anchorage Digitalは、厳格な規制基準の下でデジタル資産のカストディサービスを提供しており、投資家にとって重要な信頼性と安心感を提供します。

Hyperliquid (HYPE)トークンの市場動向と背景

HYPEトークンは、その基盤となるHyperliquidプロトコルの急速な成長を背景に、過去12ヶ月間で約200%もの価格急騰を記録しました。Hyperliquidは、高速かつ低コストで無期限契約の取引を提供する分散型デリバティブ取引所として、DeFi分野でその存在感を確立しています。伝統的な金融商品に連動するデリバティブ取引も提供しており、幅広いユーザー層を引き付けています。

このプラットフォームは、中央集権型取引所に匹敵する流動性とパフォーマンスを提供することを目指しており、特に高いレバレッジと多様な取引ペアを求めるトレーダーから支持されています。HYPEトークンの価格上昇は、Hyperliquidのエコシステム拡大、取引量の増加、そして分散型デリバティブ市場全体への関心の高まりを反映していると言えるでしょう。

競合他社もHYPE関連ETFを検討

Bitwiseの動きに続き、他の主要な資産運用会社もHyperliquidのHYPEトークンに連動するETFの上場を検討しています。Grayscaleはすでに先月、Nasdaqに「GHYP」というティッカーでHYPE関連ETFの申請を行いました。さらに、21SharesやVanEckといった暗号資産ETFのパイオニアも、同様のHYPE連動型金融商品の提供に関心を示していると報じられています。

これらの動きは、HYPEトークンとその基盤となるHyperliquidプロトコルに対する機関投資家の強い関心を示しており、HYPE ETFを巡る競争が激化していることを意味します。複数の資産運用会社がHYPE関連ETFを市場に投入しようとすることで、DEXトークンへの投資はより多様化し、アクセスしやすくなる可能性があります。これは、暗号資産市場における競争とイノベーションをさらに促進するでしょう。

HYPE ETFが投資家にもたらす意義と市場への影響

BitwiseのBHYP ETFは、機関投資家や従来の金融市場の参加者にとって、Hyperliquidの成長潜在力に投資するための新たな、そして規制された道筋を提供します。このETFが承認されれば、投資家は複雑なブロックチェーン技術や自己カストディのリスクを直接管理することなく、HYPEトークンの価格変動から利益を得ることが可能になります。

より広範なDeFiおよびDEX市場にとって、HYPE ETFの導入は大きな意味を持ちます。機関投資資金の流入は、市場の流動性を高め、DEXの正当性を強化し、ひいては分散型金融エコシステム全体の成長を加速させる可能性があります。また、これは他の主要なDEXトークンに連動するETFの登場への道を開く先例となるかもしれません。規制当局が暗号資産ETFに対してより前向きな姿勢を示す中、HYPE ETFの動向は、今後のDEX市場の発展を占う上で重要な指標となるでしょう。

まとめ

BitwiseによるHyperliquid HYPEトークンETFのS-1登録届出書更新は、暗号資産市場、特に分散型デリバティブ取引の分野における重要な一歩を示しています。ステーキング報酬の組み込み、競争力のある手数料、信頼性の高いカストディアンの採用といった特徴は、投資家にとって魅力的な選択肢となるでしょう。HYPEトークンの力強い市場パフォーマンスと、Grayscale、21Shares、VanEckなどの大手運用会社が追随する動きは、DEXトークンへの機関投資家の関心がかつてないほど高まっていることを明確に示しています。このETFが承認されれば、DEX市場の成熟とさらなる主流化に大きく貢献し、Web3時代の金融の未来を形作る一助となることが期待されます。

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