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Securitize、SEC投資顧問登録でウォール街参入を強化:トークン化の未来
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Securitize、SEC投資顧問登録でウォール街参入を強化:トークン化の未来

SSatoshi.K(dex.jp編集部)公開日: 2026-07-28

📋 この記事のポイント

  • 1Securitize CapitalがSEC登録投資顧問となり、機関投資家向けトークン化サービスを拡充。
  • 2BlackRock BUIDL発行の裏側と、伝統金融とWeb3を繋ぐ最前線に迫る。
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Securitizeは、その子会社であるSecuritize Capitalが米国証券取引委員会(SEC)に登録投資顧問(RIA)として登録されたことを発表しました。この動きは、伝統的な金融資産のトークン化が加速する中、Securitizeがウォール街との連携を強化し、機関投資家向けのオンチェーン投資戦略サービスを拡大する上で重要な意味を持ちます。本記事では、Securitizeの新たなライセンス取得がトークン化市場と機関投資家のWeb3参入に与える影響について、最新情報を交えながら深く掘り下げていきます。

Securitize Capital、SEC登録投資顧問として新たな一歩

2026年7月27日、Securitizeは、その子会社であるSecuritize Capitalが米国証券取引委員会(SEC)に登録投資顧問(RIA)として登録を完了したことを発表しました。この登録により、Securitizeは既存の規制事業(証券ブローカー、代替取引システム(ATS)、移転代理人、ファンド管理サービスなど)の範囲をさらに拡大し、機関投資家や資産運用会社に対し、ブロックチェーンを活用した投資戦略について公式なアドバイスを提供できるようになります。

特に注目すべきは、トークン化された金庫(Tokenized Vaults)やその他のオンチェーン投資商品に関する助言が可能になる点です。これにより、Securitizeは、伝統的な金融の世界からデジタル資産への橋渡しを、より強固な規制基盤の上で行うことができるようになりました。

ウォール街の信頼を築くSecuritizeの戦略

Securitizeは、これまでもウォール街における確固たる地位を築いてきました。その最も顕著な例の一つが、世界最大の資産運用会社であるBlackRockとの提携です。Securitizeは、BlackRockが発行するトークン化されたマネーマーケットファンド「BUIDL」のプラットフォームを提供しています。BUIDLは、機関投資家向けに発行され、米国のマネーマーケットファンドが保有する資産をトークン化したもので、効率的な資金移動と透明性を提供します。

さらに、SecuritizeはApollo、KKR、VanEckといった他の大手資産運用会社とも提携しており、伝統的な資産のトークン化を支援しています。2026年に入り、Securitizeがニューヨーク証券取引所(NYSE)にティッカー「SECZ」で上場したことも、同社がウォール街からの信頼と注目を集めている証拠と言えるでしょう。これらの実績は、デジタル資産分野において規制遵守と伝統金融との融合を重視するSecuritizeの姿勢を明確に示しています。

高まる機関投資家のオンチェーン参入への期待

近年、機関投資家の間でブロックチェーン技術を活用した資産のトークン化に対する関心が急速に高まっています。不動産、プライベートエクイティ、債券、美術品など、流動性の低い伝統的な資産をトークン化することで、小口化、流動性の向上、コスト削減、透明性の確保といったメリットが期待されています。

しかし、これらの新しい投資機会を探る上で、機関投資家が最も重視するのは「規制の明確性」と「コンプライアンス」です。SecuritizeがSECの投資顧問ライセンスを取得したことは、まさにこのニーズに応えるものです。このライセンスにより、Securitizeは機関投資家が安心してオンチェーン投資戦略を導入できるよう、法的および規制上の枠組みを提供できるようになります。これは、Web3と伝統金融のギャップを埋め、より多くの機関マネーがデジタル資産市場に流入するための重要な一歩となるでしょう。

規制当局の動向とトークン化された金庫

Securitizeの今回の動きは、規制当局がブロックチェーン上の新しい投資商品の規制適用について活発に検討を進めている時期と重なります。特に、SEC委員であるヘスター・ピアース氏が最近行った発言は注目に値します。ピアース委員は、特定の暗号資産金庫(Crypto Vaults)や貸付戦略は、その構造と管理方法によっては、投資顧問規制の対象となる可能性があると指摘しました。

「Vaults」は、DeFi(分散型金融)分野で最も急速に成長している商品の一つであり、ユーザーが暗号資産をスマートコントラクトに預け入れることで、貸付市場やその他の利回り生成戦略に自動的に資金が配分される仕組みです。Vaults.fyiのデータによると、キュレーションされたVaultsは現在、約86億ドル(2026年7月時点)もの資産を保有しており、その規模は拡大の一途を辿っています。CoinbaseやRobinhoodといった大手プラットフォームも、顧客残高に利回りを提供する形でこれらの商品を導入し始めています。このような背景の中、SecuritizeのRIA登録は、トークン化された金庫や類似のオンチェーン投資商品を規制に準拠した形で提供するための道筋をつけるものとなります。

トークン化の未来とSecuritizeの役割

トークン化は、金融市場に革命をもたらす可能性を秘めています。伝統的な資産がデジタル化されることで、より効率的でアクセスしやすい市場が生まれると期待されています。Securitizeは、今回のSEC登録投資顧問ライセンスの取得を通じて、このトークン化の動きを主導する主要なプレーヤーとしての地位を確立しました。

同社は、規制に準拠した強固なフレームワークを提供することで、機関投資家が安心してトークン化された資産市場に参入できるよう支援します。これにより、伝統金融市場とデジタル資産市場の間の障壁がさらに低くなり、新たな資本がWeb3経済に流れ込むことが予想されます。Securitizeの戦略は、単にデジタル資産を発行するだけでなく、その管理、取引、そしてアドバイスに至るまで、トークン化エコシステム全体をカバーすることを目指しており、その役割は今後さらに重要性を増していくでしょう。

まとめ

SecuritizeがSECの登録投資顧問ライセンスを取得したことは、伝統的な金融資産のトークン化市場が次の段階へと進む上で極めて重要な意味を持つ出来事です。このライセンスは、Securitizeがウォール街の大手企業との連携を深め、機関投資家向けに規制に準拠したオンチェーン投資戦略を提供するための強固な基盤となります。BlackRockのBUIDLファンド発行やNYSE上場といった実績と合わせ、Securitizeは伝統金融とデジタル資産の融合を加速させる最前線に立っています。今後、トークン化された資産が金融市場の主流となる中で、Securitizeのような規制遵守を重視する企業が果たす役割は、ますます大きくなるでしょう。

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